神谷成章先生の、楽々、喜び農法 > 神谷式の好熱炭素菌農法のコツ

このページでは、 「神谷式の好熱炭素菌農法とは」、
さらに「神谷式の好熱炭素菌農法の技術」のページに
続いて、ちょっとしたコツをまとめてみました。
私もまだ、十分理解していないので、現在進行形です。

【土作りのコツ】

20日間、連続して晴れた日に資材を
撒くのがコツのようです。1年に2、3回
しかありませんが、20日くらい雨が降ら
ない時に土をつくります。


土地の水分が30%以下、表面の乾いた
土が2ミリ以下の日が最適だそうです。
微生物は、土が乾かないと眠れずに
死んでしまからです。

資材の量の目安は、10アールの畑では、
キラエースなどの資材25体、若葉2号の
液体が1〜2缶を入れれば、土が柔らかく、
さらさらになります。(稲の場合は、少なめ、
10アールで10体ほどです)5万円ほどです。

(15m2の畑ではこの位です)

黒いマルチのシートを併用すると良く、
特に、ピンクのマルチシートは光合成を
促進させます(2枚で1000円ほど)

(サツマイモの苗)

【種を蒔き、苗を植える時期】

ジャガイモは9月15日に植えるのが
ベストで、茎は折れないという法則が
あるそうです。60年の実践の中で、
体得された、自然界と折り合う最適日
だそうです。


ニンジンはお盆明けのまだ暑い時期に
植えるのが1番だということです。

(人参は種類によって、生つ速さが大きく
 異なります)

糖度が高く、においのしない人参が
育ちます。普通は人参を暑い時期に
植えると、日差しに焼かれほとんどの
種は死滅してしまいます。
巻き方も通常のように、筋状ではなく
帯状に、畝も作らず、ぱっと種を
蒔いてできるそうです。

8月に植える場合は、雨が大粒なので、
もみ殻をまくと種が飛びません。

【葉の大きさと数について】

種植物の葉は人の口に相当します。葉が
健康だと植物も健康で、どんな植物でも
5日で1枚の葉を作ります。

(大葉の名の通り、巨大な紫蘇の葉)

暑いと7〜10日程かかります。早く育つと
軟らかすぎて、遅く育つと固くなりすぎる。

特に、果樹の栽培は葉が小さくなるように
します。葉を小さくすると、葉が肉厚に
なって、養分の流れが良くなり、病気に
なりにくく、虫もつきにくくなります。

大きい葉も、小さい葉も、遺伝子の数は
同じなので、葉を小さくして、25枚当たり
1個の果樹がなるようにすると美味しくて
元気な果樹になります。葉は、大きければ
勝っているということではなく、むしろ
反対です。小さくて丈夫な葉が良いです。

【ベランダでのプランター栽培】

神谷成章氏の技術はプロの農業だけでなく、
家庭菜園や、ベランダでの栽培にも十分
生かせます。

「摘み立てサラダくらぶ」というセットが
あります。十分にビタミンCやEがとれます。

理想の平均の体温は本来は36.7℃ですが、
今は、平均して1℃ほど低く、あらゆる
病気につながります。動物は42℃で、もひ
35℃の場合は癌の疑いもあります。

神谷先生は、特に子供の健康にを案じられ、
小学生の男の子で体温を36.5〜36.7℃に
するのが目標で、このセットを考案された
ということです。

プランターにセイショウ5号(小松菜)を
まくと、肉厚で大きなものが出来ます。

(深さのあるプランターの方が、大きい
 葉が出来るようです)

ミネラルが豊富で、ホウレン草もすごく、
根も食べられます。


摘んだら30秒で食べられます。理想は
朝食の5分から10分前にとってそのまま
食べることです、野菜のビタミンCとE、
カルシウムが100%とれます。

この栽培法で育てたプランターの野菜の
ビタミンCは一般の10倍以上はあります。

一般に、野菜が口に入るまでに5日間が
かかります。(畑からとって、荷造りし、
セリにかけられ、仲買さんが買ったあと、
ようやくスーパーに並びます)5日間も
経てば、ビタミン類は半分以下になって
います。ビタミン類がそのくらい逃げ
やすく、市販の野菜はベランダの
とれたて野菜には到底かないません。

お金もあまりかかりません。
外側の葉から収穫すると、一年中収穫が
出来ます。刈り取ったら、キラエースを
1平方メーターあたり100グラムぐらい
まいて、その上に、砂を薄く撒いて
水を与える。栽培コストはただ同然で、
最高の品質のものをスーパーの価格で
食べられます。自然野菜は、本来は
お金がかからないものです。むしろ、
スーパーで売っている野菜よりも安く
できるということです。
           【収益の上がる農業】

神谷成章氏にとって、生きることとは、

@人生に夢と希望を与え
A人への思いやり
B聞く耳を持つ
C願いがかなう(人間夢が一番大事)

夢や希望は顔に出てくるということです。
「根性がないといけない」と言われます。

日本の農家の平均年齢は66歳ですが、
5年後はどうなるでしょうか。

日本の農業は、赤字で、先も明るくない
きつい職業という印象は、このような
新しい農法で変わるでしょうか。

「農協で赤字になるなどというのは
私には信じられない」と言われる
神谷成章氏の畑では、一年中トマトや
キュウリがなり続けています。

(20mのトマト)

トマトは20m、キュウリは30m以上に
育ち、毎年、実がなり続けます。
30mのキュウリ
(人間に直すと95歳、家康位の年齢)

神谷農法の場合、農薬、化学肥料など
不要で、草も生えにくいので、作業量は
通常の10分の1日になります。

(雑草のない小松菜畑。ふかふかの土)

売り上げについては、トマトの場合、
10アールで2000万円で、安定した収入です。
梨やリンゴは、L寸で120円ほどしますが、
年に1回しかできません。トマトの場合は
L寸200〜300円して、さらに、年に何回も
とれる作物で、赤字になりようがないと
いうことです。経費は3割程だそうです。

キュウリの栽培の場合は、10アール
当たりで1000万円となっています。
キュウリは、普通では、1反で35トン、
うまい人では50トンほどの収穫になる
そうです。


作物によりますが、大体30坪で
100〜200万円の売り上げになります。

(10アールというとおよそ、畳600枚分の
広さです。10アール(300坪)=1反
=1000hb(へーべー)(1坪は畳2枚分))

農業は、男女の制限もなく、定年も
ない職業です。


「百姓百倍」という言葉のとおり、
日本人の知恵は世界の最先端でした。

日本初の技術では、農林10号という小麦が
有名です。この小麦が世界に広がっていな
ければ、これほど人口も増えていなかったと
いわれるほどです。

農林10(ノーリン・テン)は1935年に岩手県で
稲塚権次郎という育種家によってつくられました。
背が低く、雨や風で倒壊しにくく、丈夫でしたが
当初、日本では注目を集めませんでした。
戦後、アメリカに渡ったノーリン・テンは丈夫で
多収品種として注目されました。
(勲三等瑞宝章)

特に、インド・パキスタンなどでは小麦生産量が
4倍にもなり、飢餓克服に大きな力となりました。
アメリカやEC等、小麦生産国の生産量の躍進
にも寄与しました。 メキシコのボーローグ博士は
ノーリン・テンを元に品種改良を行い、ノーベル
平和賞を受賞しました。

神谷氏によれば、「植物より頭が良くないと
農業には不向き」だということです。

今は、ハイテク技術を使わない農家が
多くなり、赤字を出していますが、
名人がハイテクを使った素人に負ける
時代になってきています。若者にも
サラリーマン並(年収700万円)の
収入が期待できる仕事の一つです。

【次世代の農業技術】

水の姿を、1億2000万円するという、
特殊な顕微鏡(位相差顕微鏡)で観察
され、生体との関わりを研究されて
います。工夫を重ね、三倍体という
安定した状態の水を開発されました。
(三倍体:プラス、マイナス、0)

水の分子の構造としては、6角形の構造を
12角形にした水が21世紀の波動水。
頂点にO2(酸素)がきます。この水を使い、
夏場はひと月に一度、冬場はふた月に
一度で水撒きが良くなる可能性があります。

植物は水をイオン化すると吸収がよく
なります。トマトやキュウリが越冬して
成長を続けると、茎の先端までは、長い
もので、20m以上にはなるということですが、
土から20m先の先端まで、水を吸引させる
のは大変です(水は重い)、この場合でも
水をイオン化することで、軽量化して植物に
吸引させることが出来るということです。

霧状(イオン化)にすると酸素O2はO1と
小さくなり、植物は取り込みやすいそうです。
また湿度があると、酸素O2がO1に換わり、
植物に取り込まれやすくなります。

植物は夜に成長します。そのため、夜の
環境も大事です。満月の夜には夜露が
びっしりと降ります。この夜露もO2がO1に
なっています。満月の日にはすべてのものの
成長が良いのは、この夜露のおかげであり、
プロの農業者は満月の日に苗を植えたり、
種を蒔くということです。良く実るそうです。

(植物の細胞が取り込みやすいに、水を
イオン化させる役割をもつのが鉄だそうで、
ゴボウには鉄分が多く、ゴボウの栽培や、
ゴボウ茶を推奨する理由はここにあります)

日本の農業も、肥料代、農薬代がかからな
ければ、土の負担も軽くなり環境にも良く、
農家の収入も増えます。農業の平均年齢は
65歳ですから、10年後を考えて、真剣に
国策として取り入れて欲しいものです。