スタミナのある夕食で明日の活力を!


トップページ > 栗の皮のむき方、栗料理のページ


京都の方から、栗の実を頂きました。イガ付きの
栗もあり風情があります。自分の手で、栗料理まで
変身させてみようとしました。栗の鬼皮から渋皮まで、
自分でむいてみます。渋皮煮、蒸しパン(ケーキ?)
栗ご飯をつくってみました。


渋皮を残す例として、栗の渋皮煮を作ってみました。
目安としてですが、栗300g辺り、大さじ一杯の重曹を使います。
他に、砂糖が200〜300g、ブランデーなど、洋酒を50〜100ccほど。


栗を、半日から一晩、水につけて
おきます。鬼皮が柔らかくなるので
栗むき器で、むきやすくなります。
栗むき器で、鬼皮をむいている
ようすです。1個1分でむけます。
諏訪田製作所の2500円のもの。
渋皮だけになりました。
これで、30個、300gほどです。
鍋に、栗が隠れるくらいの水を
入れて、重曹を大さじ一杯ほど
加えて、火にかけます。
中火で、沸騰させます。
目を離さないこと。写真のように、
アク(灰汁)が山になります。
沸騰したら、火を弱めます。
アクを除きながら、15分程煮ます。
皮むきの時、一晩水につけて
いた場合は、10分でも良いかも?
一度、煮汁を全部捨てます。
すぐに、栗を水にさらします。
手で、太い筋や、渋皮の厚い
部分を取り除いておきます。
もう一度、重曹を大さじ一杯
加えて、同じように加熱します。
2回目でも、まだ、アクが出ます。
沸騰したら、火を弱めます。
アクを除きながら、15分程煮ます。
(10分でも良いかも?)
煮汁を全部捨てすぐに、栗を水に
さらします。柔らかいので注意。
もう一度(3回目)火にかけます。
こんどは、重曹は入れません。
アクを除きながら、5〜10分加熱。
煮汁を全部捨て、水を新しくして
砂糖200〜300gを入れて煮ます。
10〜15分煮たら、火をとめます。


上の方法で、栗の渋皮煮が出来ました。
好みで、火を止めた後、ブランデー等を
50〜100ccほど加えて冷まし、味を
栗に染み込ませます。

保存は、煮沸消毒したガラスの容器等に
渋皮煮を入れて、熱いまま湯で汁ごと
ガラス容器に入れて、空気にさらさない
ように密封し保存します。


形が煮崩れた渋皮煮は、蒸しパンにしてみました。
ホットケーキミックス100gに卵1個、植物油大さじ一杯と、
煮崩れた渋皮煮を入れ、牛乳か水50cc程度を
加えて混ぜ合わせます。紙コップを3つほど用意して、
それぞれの紙コップに、底から1/3程入れて電子レンジで
様子を見ながら、40秒ほど加熱します。

ポイントは、紙コップの底と内側に、植物油を指で
薄く塗っておくこと。取り出しやすくなります。
あまり沢山入れると、3倍くらいにふくらむので
あふれないよう注意です。まず、紙コップ1個で
実験してみてから、様子を見て加減しましょう。

紙コップから出して、たて切りに。


世界一簡単でおいしい100円
おやつ150品 主婦の友生活
シリーズを参考に。出来たてです。
輪切りにして、渋皮煮をのせます。
紅茶と一緒に。あまりしっとりと
出来なかったですが。まあ満足。
電子レンジで加熱する時、
25秒で止めて、栗をのせ、20秒
ほど再加熱すると、栗入りです


次は、栗の渋皮をとって、栗ご飯です。

上の、渋皮だけになった状態で、もう一度水に
浸します。渋皮が柔らかく、ふやけた状態で、
先の細い、ナイフか何かで、破いてはがす
ようにして、渋皮をはいでいきました。

大体、栗一つで、3分ほどかけて丁寧に渋皮を
とっていきました。テレビで、ビデオを見ながら
休み休み、30個で、1時間半ほどかかりました。

渋皮を取り除いた栗は、水に
一晩さらして、アクを抜いた方が
美味しいかもしれません。
白米に、むいた栗と塩を入れ、
炊き上げました。酒やみりんを
いれたり、粟(あわ)を入れて
もっちり仕上げるのも良いでしょう。
やや、栗の質からか、固めに
仕上がりましたが、やはり、
自分でつくるとなお美味しいです。


その他、秋の素材を活かした料理はこちら

栗名月(十三夜)の写真のページへ